「作文対策って何から始めればいいの?」「小論文との違いが分からない…」そんな悩みを抱えていませんか?
高校受験において、作文・小論文は非常に重要な役割を果たします。推薦入試はもちろん、一般入試でも表現力を重視する傾向が強まっており、作文の出来が合否を左右することも珍しくありません。
この記事では、作文・小論文の基本から具体的な対策までを徹底解説します。この記事を読めば、作文・小論文の基本と対策がわかり、合格に近づくための具体的なステップを踏み出せるでしょう。
高校入試における作文・小論文とは?

高校入試における作文・小論文は、推薦入試、一般入試ともに重要な評価基準となります。多くの高校で、入学者の選考において、単なる知識量だけでなく、思考力や表現力を測るために作文や小論文が課されます。
作文・小論文の出題形式
作文・小論文の出題形式は、学校や入試の種類によって異なりますが、主に以下の2つのパターンがあります。
- テーマ型:与えられたテーマについて、自分の意見や考えを記述する形式。
- 資料読み取り型:文章やグラフなどの資料を読み解き、それに基づいて自分の意見や考えを記述する形式。
推薦入試では、自己PRや志望理由に関連したテーマが出題されることが多いです。一般入試では、社会問題や時事問題など、幅広いテーマが出題される傾向があります。
作文と小論文の違い
作文と小論文は、どちらも文章で表現する形式ですが、それぞれ異なる特徴があります。
- 作文:自分の体験や感情を基に、自由な形式で記述する文章。心情、感じたことを表現することが重視されます。
- 小論文:特定のテーマについて、自分の意見や主張を論理的に展開する文章。客観的な根拠や分析に基づいた論述が求められます。
どちらの形式であっても、読者を納得させるための記述が重要です。具体例や体験談を交えながら、分かりやすく伝えることを心がけましょう。
作文・小論文を書くための5つの重要ポイント
高校受験の作文・小論文で合格点を取るためには、以下の5つのポイントを押さえておくことが重要です。
ポイント1:自分の考えを整理する
まず、与えられたテーマに対して、自分の意見や主張を明確にしましょう。小論文の場合は、賛成・反対の立場を明確にすることが重要です。
自分の意見がなかなか出てこない場合は、過去の経験や記憶を辿ってみましょう。テーマに関連する出来事や、自分が感じたことなどを書き出してみることで、考えが整理されることがあります。主張と理由はセットで考えることを意識しましょう。
ポイント2:材料を集める
自分の意見を強調するために使えそうな具体例、体験談、エピソードなどを洗い出しましょう。説得力のある材料を見つけるためには、日頃から様々な情報に触れて、自分の感じた気持ちなどを言葉で説明できるようにしておきましょう。
例えば、日記を書き、自分の感情を整理して思いを文字にして書く訓練をすることも効果的です。自分の意見を形成する際に役立てましょう。
ポイント3:基本の型を活用する
文章構成の基本は、「序論」「本論」「結論」です。この基本の型を活用することで、論理的で分かりやすい文章を書くことができます。
- 序論:テーマに対する自分の意見や主張を簡潔に提示します。
- 本論:序論で述べた意見や主張を詳しく説明し、根拠となる具体例や体験談を記述します。
- 結論:意見や主張を再度まとめ、強調します。
ポイント4:制限字数内で書く
指定された字数を守ることは非常に重要です。字数制限を超えてしまうと、減点対象となるだけでなく、採点されない可能性もあります。理想的な文字数の目安は、指定字数の8割以上、できれば9割以上を目指しましょう。
「〇〇文字程度」と指定されている場合は、その字数から大きく外れないように注意しましょう。一般的には、前後1割程度の範囲に収めるのが適切です。
ポイント5:書き方や原稿用紙のルールを守る
基本的なルールを守ることは、文章の印象を大きく左右します。以下の点に注意して、書き方や原稿用紙の使い方を守りましょう。
- 書き出し、改行後の字下げを行う。
- 句読点、カギカッコを正しく使う。
- 縦書きの場合の数字は漢数字を使用する。
- 省略表現、略語の使用は避ける。
- 口語体(話し言葉)は使用しない。
- 文末表現は「ですます調」または「だである調」のどちらかに統一する。
実践!合格点を取るための作文対策

ここからは、実際に合格点を取るための作文対策について、具体的なステップを紹介します。
まず、志望校の過去問を入手し、出題テーマや形式を分析しましょう。過去問を分析することで、どのようなテーマが出題されやすいのか、どのような形式で解答する必要があるのかを把握することができます。制限時間も確認し、時間配分を考慮した練習を行いましょう。
過去問分析で把握したテーマについて、ニュース記事や書籍などを参考に情報収集を行いましょう。集めた情報を整理し、自分の意見を形成する際に役立てます。
序論、本論、結論の各パートで書く内容を具体的に決めます。各段落の構成を整理することで、文章全体の流れがスムーズになります。どのパートをどれくらい書くか、なんとなく配分や文字量を決めておくことで、目安となるチェックポイントを作ることも可能です。
完成した作文は、自分だけでチェックせず、学校や塾の先生に添削を依頼しましょう。客観的な意見を参考に、文章を修正・改善することで、より完成度の高い作文に仕上げることができます。添削内容を元に書き直し、理解を深めることが重要です。塾によっては、作文・小論文の添削指導も行っています。
【テーマ別】作文・小論文対策例
ここでは、高校受験で頻出のテーマについて、具体的な対策例を紹介します。
頻出テーマ例
- 将来の夢
- 学校生活で学んだこと
- 社会問題について
テーマ例1:「私の将来の夢」
- 序論:自分の夢を明確に提示します。
(例:私の将来の夢は、人々の健康を支える医療従事者になることです。) - 本論:夢を持ったきっかけ、夢実現のために努力していること、具体的な計画を記述します。自分の体験談に結びつけるのがおすすめです。
(例:幼い頃に病気で苦しんだ経験から、医療の道に興味を持ちました。現在は、医学部進学に向けて、日々勉学に励んでいます。大学では、最先端の医療技術を学び、地域医療に貢献したいと考えています。) - 結論:今後に向けて、夢の実現に向けた決意表明をします。
(例:医療従事者になるという夢を実現するために、今後も努力を惜しまず、人々の健康を支えられるよう成長していきたいです。)
テーマ例2:「学校生活で学んだこと」
- 序論:学校生活で最も印象に残っている経験を提示します。
(例:私が学校生活で最も印象に残っているのは、文化祭でのクラス展示の企画・運営です。) - 本論:経験を通して学んだこと、成長した点、具体的なエピソードを記述します。自分の体験談に結びつけるのがおすすめです。
(例:クラス全員で協力して一つのものを作り上げる難しさ、達成感を学びました。意見の衝突もありましたが、互いを尊重し、協力することで素晴らしい展示を作り上げることができました。この経験を通して、チームワークの大切さを実感しました。) - 結論:今後の学校生活への活かし方を述べます。
(例:この経験を活かし、今後の学校生活でも、積極的に行事に参加し、周りの人と協力しながら、より良い学校生活を送りたいと思います。)
テーマ例3:「環境問題について」
- 序論:環境問題に対する自分の考えを提示します。
(例:地球温暖化は、私たち人類が直面する最も深刻な問題の一つです。) - 本論:問題の現状、原因、具体的な解決策を記述します。実際の事例と結びつけるのがおすすめです。
(例:地球温暖化の原因は、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量の増加です。解決策としては、再生可能エネルギーの利用促進、省エネルギー化の推進、森林保護などが挙げられます。) - 結論:私たちができること、未来への提言を述べます。(例:私たち一人ひとりが、日々の生活の中で省エネルギーを心がけ、環境に配慮した行動をとることが重要です。未来の世代のために、持続可能な社会を築いていく必要があります。)
練習問題を繰り返し解こう

参考書や問題集を活用し、様々なテーマの練習問題に挑戦しましょう。過去問に積極的に挑戦することも重要です。時間制限を設けて、本番を意識した練習を行うことで、時間配分や解答スピードを向上させることができます。まずは、Webで「志望校名 作文」で検索すると良いでしょう。
また、書いた文章は必ず添削を受け、改善点を見つけるようにしましょう。
まとめ

高校受験における作文・小論文対策は、合格を勝ち取るための重要な要素です。この記事で紹介した重要ポイントを参考に、継続的な練習と添削を通して、スキルアップを目指しましょう。自信を持って試験に臨むために、今からしっかりと対策を始めることが大切です。塾を活用することも、効果的な対策の一つなので、おすすめです。

