頭がいいのに勉強ができない子の原因は?1週間で原因を特定して対策する方法

「うちの子、頭は悪くないはずなのに、どうして勉強だけはできないんだろう…」

  • 学校の授業で「わかった」と言っていたのに、家で聞くと説明できない
  • 勉強を始めてもすぐに集中が切れて、席を立ってしまう
  • 何度も同じ漢字や英単語を練習しているのに、翌日には忘れている

こんな様子を見て、「やればできるはずなのに…」と悩みながら、どうすればいいか分からず立ち止まっている方も多いのではないでしょうか。

しかし、悩んでいる間にも、勉強の差は確実に広がっていきます。

  • 志望校の内申点が足りず、受験すらできなかった
  • 部活引退後にやる気を出した頃には、もう間に合わなかった
  • 成績が下がり続け、推薦や特待のチャンスを失ってしまった

こうした現実は、決して他人事ではありません。

目次

勉強ができない原因は2つだけ。ここが解決のスタートライン

頭がいいのに勉強ができない子の原因は、次の2つに整理できます。

STEP
授業の理解が追いついていないまたは勉強のやり方が身についていない

頭が良いと思っていても、興味がない勉強では理解ができない。
その結果、結果が出ずにやる気を失ってしまう…。
こういったケースは多く、ほとんどの場合は間違った勉強をしている可能性が高いです。

STEP
勉強が続けられない、行動に移せない

計画を立てても始めない。やってもすぐにやめてしまう。
もしくは、勉強そのものをやらない。
こうした習慣や行動の問題も、勉強ができない理由の大きな一つです。

この2つのどちらが原因なのかを見極めて対応しなければ、「頭がいいのに勉強ができない」状態は、いつまでも続いてしまいます。

では、どうやって原因を特定し、改善していくか。

それをシンプルに実践できるのが、この記事で紹介する「1週間で試せる見守り計画」です。

【要注意】「やればできる」は危険信号

よく「勉強していないだけで、やればできる」という話を耳にしますが、これは非常に危険な状態です。

いつまで経っても「やればできる」と思っていて、いざというときが来ない。
結果、模試での合格判定はずっと低いまま、本番に臨むことに…。

そんな事例も非常に多いです。

「やればできるのに、行動していない」ことは、「できない」と同じ意味。

今すぐ、取り組むための対策を考えなければ、ずっとできないままです。

だからこそ、「1週間で試せる見守り計画」を実行し、行動に移せるかを確認することで、現在の課題を明確にすることができます。

子どもの現状を整理して原因を探る「1週間の見守り計画」

頭がいいのに勉強できないという原因は2つだけ。だからこそ、まずは1週間だけ行動する約束をしてみて、原因を明確にすることが一番の方法です。

1日目|無理なくできる目標を一緒に決める

  • ワークを合計で○ページすすめる
  • 英単語を毎日○回以上練習する

大事なのは、

  • 定量的な目標にすること
  • 親が決めるのではなく、子ども自身が決め、「これならできる」と思える内容にすること

自分で約束を決めさせることで、やらなければいけない使命感・責任感を持たせましょう。

厳しい目線ですが、言い訳をする要素を与えないことも大事です。
そのために、時間ではなく、ワークのページ数などで決め、取り組んだ日付を書かせるようにしましょう。

2日目〜6日目|行動を見守って、つまずきを確認する

決めたことが続けられるか、静かに観察します。

  • 机に向かうまでに時間がかかる
  • 始めてもすぐやめてしまう
  • 苦手な問題で手が止まる

子どもの行動や反応、勉強以外に使っていた時間などをメモしておくと、最終日に振り返る際に役立ちます。

この期間に必要なのは、見守ること。全くやらないそぶりをみせても、声をかけてはいけません。
「やってできない」のか、「そもそもやらない」のかでは大きく違います。

最終日直前は子どもによって、慌てたり、投げ出したり、相談してきたりと、やらなかった後の考え・行動が現れやすいので、特に注意して観察すると良いでしょう。

7日目|できた・できなかった理由を振り返る

続けられた場合は、

  • 理解度の確認をする
  • 量を増やしていく必要性を話す

ことで、「改善」のステップへ話を進めましょう。

反面、続けられなかった場合は、

  • 続けられなかった理由
  • 実際に動かなかった理由
  • このあと、どうしていくか

会話をして、「勉強時間を確保させる方法」を話し合う必要があります。

1週間の結果からわかる、次のステップ

振り返りの結果、子どもの「できない理由」は次のどちらかに分かれます。

勉強ができない場合は「改善」

  • やった問題に×ばっかりついている
  • 丸つけした状態で、解き直しが放置されている
  • そもそも、丸つけをしていない

このような場合は、正しい勉強法や基礎の見直しが必要です。
👉 勉強法の記事へ案内

やることができない場合は、「行動」させる仕組みを作る

  • 締め切り直前まで動かなかった
  • 最初は始めたが、続けられなかった

この場合は、行動させることが何よりも優先順位が高いです。

実際に行動しないことを続けると、どうなるのか…

記事上部のような事例をあげ、具体的にイメージさせることが効果的です。

なお、1番注意しなければいけないケースは、「約束を守らないこと」が当たり前になっていること。これが繰り返されている場合は、家庭での対応だけでは難しくなってきます。

家庭で解決が難しいときは、塾のサポートも選択肢に

1週間やってみても、やれない・続かない・変わらない。
または、勉強の理解が追いついていない、やり方がわからない。

そう感じたなら、無理に家庭だけで解決しようとせず、
塾の力を借りるのも一つの手です。

良い塾では、

  • 勉強の必要性を伝えてくれる
  • 勉強のペースを管理してくれる
  • つまずきの原因を一緒に探して、丁寧に教えてくれる
  • 子どもが「やれる」と思えるようにサポートしてくれる

家庭だけで抱え込まず、塾などを使って学習する仕組みや、理解できる環境を作ることも大切です。

とはいえ、良い塾を選ばなければ、意味がありません。
きちんとサポートしてくれる塾を選ばなければ、お金も無駄になってしまいます。

まとめ|悩んでいる今こそ、行動に移しましょう

悩んでいる間にも、勉強の差は確実に広がっています。

だからこそ、今日から1週間、子どもと一緒にやることを決めて試してみてください。

  • 何ができないのか
  • どこでつまずいているのか
  • どうすれば次に進めるのか

この1週間が、その答えを見つけ、前に進むための大切なスタートです。

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